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饒舌なる★指先

生存報告

『黒蜥蜴』を観ました

こんにちは、ぺいこです。

豆乳でココアを作ったら豆vs豆みたいな味がしてまさに豆大戦争でした。

 

さて、今日は映画『黒蜥蜴』(原作:江戸川乱歩、戯曲:三島由紀夫)をシネ・リーブル神戸で観てきました。

いわゆる1968年松竹版で、深作欣二監督作品ですね。35mmフィルム映画祭ということで上映されていました。(今日が最終日でした、滑り込み…!)

「丸山明宏」として活動なさっていた若き日の美輪様を拝もうと思い足を運びました。

 

もうね、すべてが美しかったです。セット、衣装、カメラワーク、そして何よりセリフの言い回し…!詩的でロマンティックで…黒蜥蜴と明智が犯罪論を語りあうシーンがとても好きです。さすが、乱歩。さすが、由紀夫。御二方とも神ですから、ねえ。

そういえば三島由紀夫氏も出演されているというのは前情報として知っていて、いつ出てくるかな〜〜〜分かりにくいところで出てくるのかな〜〜〜と思いながら観ていたらとても分かりやすい登場の仕方をしていたので少し笑いそうになってしまいました。

美輪様の言葉遣いは現代社会において浮いてしまうことを恐れずに見習っていきたいものです。でも自然にできるようになるまできっと膨大な時間がかかるだろうなぁ…

 

美輪様が美形なのは解りきっていたことですが、お顔立ちのみならず、体型、声、発音、すべてから気品が溢れていました。他のキャストも揃って魅力的でした。ご令嬢ほんとに可愛い…!

 

古い映画の話なので普通にネタバレしますがお許しを。

がっつりミステリ(死人も出るし猟奇的な表現も所々あり)ですが、黒蜥蜴が知らず知らずのうちに明智を求め彼に囚われてしまう心情がネッッッチョリ描かれていてそれはもうずっとうっとりと観ていられるものでした。

 

そして愛ゆえの死!!!

 

なんでさー、もう、なんでさー、

兎丸版ジャイボとかクリスチャンくんとか黒蜥蜴とかさー、私の大好きな美しい人たちはさー、美しいもののために生きて愛のために死ぬんや……

いや、だからこそ美しいんだろうなぁ…(歪んだ思考)

でも「美しいまま死ぬ!!美しいまま殺す!!」みたいな思想をもっているそういう人たちのうちの1人である黒蜥蜴が、明智が生きていたことを喜ぶの、なんかすごく良かったなぁ……

 

美輪様の美しさもそれはもちろん、あらゆる点で、「観ている最中は息がつまり観終わったらため息が出る」ほど美しい映画でした。

 

35mmフィルム映画祭、素晴らしい機会をありがとう。